至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

「静日がいる日は毎晩可愛がらてんだろ? それ以外にあんたをそばに置く理由ないしな」


「え……あの、」


「おれもそうだからわかんだよね。せーよく処理に金持ちの令嬢を使うとのちのち面倒だから、あえてAクラスの女を選ぶんだよ。あとくされなくていいからな」



抱かれるって……最後までするって、ことだよね?

静日くんにされたこと……わたしは1回も、ないけど。


今は、それよりも……。



「Aクラスって……真凛ちゃん、も……?」


「ああ、あんたの友だちか。1回遊んだだけだし、まだやってねーよ。だいたい2回目で迫ればあっさり体許す女がほとんど──」



──パシッ。


気づいたら朱雀院様の頬を叩いていた。

はっと後悔しても、もう遅い。


でも、悲しかったから……。


この前、真凛ちゃんが朱雀院様とデートしたことを幸せそうに話してくれた。
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