至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
『そういえば、すばるも絵を描くのが好きだったよね。今度お母さんにも見せてほしいなあ』
……小さい頃、何度も見せたのに。
お母さんはみやびのお世話で忙しそうにしてて。
「すごいね」「上手だね」、言いながらも、ろくに見てくれなかった、じゃん……。
──あの日から、自分から絵を描くことはなくなった。
でも美術の時間はやっぱり楽しかったし、「3」ばっかりの通知表に1つだけ「5」があるのも嬉しかったから……
傷が癒えたら、いつか本格的に絵を勉強してみたいなあと、思いつつ。
家族が許してくれるわけないって、半分は諦めている。