お嬢さまとオレ
誘拐?!
オレは夢を見た…
 
 
 
その夢の意味がその時はオレにはわからなかった。
 
 
 
その夢には一人の見知らぬ少女が我が物顔でオレに指示している。
 
 
 
「はやく飯を持て!」
 
 
 
美を付けて良い少女からの…命令。
 
 
 
「なんだよお前?それが人にものを頼む時の態度か?!」
 
 
 
オレも態度には態度!
…で望むも…
 
 
 
「えぇい!聴かぬというなら…ギロチンじゃ!!」
 
 
 
…と首をちょん切るポーズを取る少女…
 
 
 
「な、なんですと…?!」
 
 
 
オレはついそんな言葉を口走った。
 
 
 
すると一瞬にしてギロチンの道具が出現し、瞬く間にオレはギロチンにセットされていた。
 
 
 
「…んなアホなぁ?!」
 
 
 
オレの驚きもなにもかもあったもんじゃない…
 
 
 
「それでは…」
 
 
 
少女の一声…その声が…
……断罪を下す…
 
 
 
…その刹那…
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