恋のチャンスは3日間
「あー、もうこんな時間か。そろそろ寝るか?」

時刻は3時を過ぎたところ。

「そうですね。たくさん笑って飲んで疲れちゃいましたね」

「おお、笑いすぎて腰いたいわ」

「あはは。ですね」

立ち上がって、テーブルのお皿を片付ける。
郡司さん全部食べてくれた。
それも嬉しかった。

「手伝うよ。美味しかった。ありがとう」

感謝の言葉を伝えてくれる。

本当に好きだな。この人。

「口に合って良かったです」

運びながら答える。

嬉しくて顔がにやける。

お皿を片付けてから、 ベッドの準備をして私は自分の寝室に入る。

そのままベッドにダイブ。

疲れた。でも心地良い。

振られたことを除けば本当に幸せな時間だった。
ほろ酔いの私はしばらく、今までの余韻に浸っていた。

あ、携帯充電しないと。

そう思いベッドのすぐ横に置いてある充電器に手を伸ばす。
充電を始めて気がつく。

そうだ。郡司さんにも充電器渡さなくちゃ。

私は予備の携帯の充電器を持ちそっと部屋をでた。

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