無気力な王子様は私への愛を拗らせたヤンデレさんでした。
……そして、数分後。
「よし……!ついた……!!」
「……あ!雛乃ちゃん」
手を振る晴翔さんが見え、晴翔さんの方へ近寄っていく。
「よかった、場所わかってくれて」
「こちらこそ、よかったです……」
ふぅと息を吐きながら胸を撫でおろす。
「……それで、さ」
「は、はい……!」
「……ごめん」
ゴンッ
聞こえたのは、申し訳なさそうにする晴翔さんの声と……私を殴る、石の音だった。
*
♪♪♪♪♪
悲しいオルゴールのような音楽が聞こえてくる……。
『……もうこれしかないんだ!!!仕方がないんだ!!』
『だめ!!それじゃ誰も救われないわ!!!』
お母さんと、お父さん……?
仲がとてもよいふたりが、こんなになにかを言い合っている。
「よし……!ついた……!!」
「……あ!雛乃ちゃん」
手を振る晴翔さんが見え、晴翔さんの方へ近寄っていく。
「よかった、場所わかってくれて」
「こちらこそ、よかったです……」
ふぅと息を吐きながら胸を撫でおろす。
「……それで、さ」
「は、はい……!」
「……ごめん」
ゴンッ
聞こえたのは、申し訳なさそうにする晴翔さんの声と……私を殴る、石の音だった。
*
♪♪♪♪♪
悲しいオルゴールのような音楽が聞こえてくる……。
『……もうこれしかないんだ!!!仕方がないんだ!!』
『だめ!!それじゃ誰も救われないわ!!!』
お母さんと、お父さん……?
仲がとてもよいふたりが、こんなになにかを言い合っている。