【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)
『國井、会長にお茶出しが終わったら一度、秘書室に戻ってこい。会食は明後日がはじめてだよな? 当日抜かりないように、会議までの間に復習しておくぞー!』
『ありがとうございます! お願いします、藤森さん』
軽いメイクを施した童顔に、緩くひとつに束ねた癖のない真っ直ぐな長い髪。
百五十センチ未満の人より小柄な体には、いつも動きやすい白シャツとシンプルなAラインのスカートをはいている。
今と同じく“早く一人前になりたい”という思いで仕事に挑んでいた私だ。
第一秘書の藤森さんは、そんな私の指導役で、英子室長の隣にデスクを置くサブリーダー。
格闘選手のようなガタイのいい風貌で、後輩思いで熱血指導をしてくれる、ガッツのある先輩だ。
今年四十歳になる愛妻家でもある。
『ありがとうございます! お願いします、藤森さん』
軽いメイクを施した童顔に、緩くひとつに束ねた癖のない真っ直ぐな長い髪。
百五十センチ未満の人より小柄な体には、いつも動きやすい白シャツとシンプルなAラインのスカートをはいている。
今と同じく“早く一人前になりたい”という思いで仕事に挑んでいた私だ。
第一秘書の藤森さんは、そんな私の指導役で、英子室長の隣にデスクを置くサブリーダー。
格闘選手のようなガタイのいい風貌で、後輩思いで熱血指導をしてくれる、ガッツのある先輩だ。
今年四十歳になる愛妻家でもある。