⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
……っ

誰よりも1番に伝えたいのはハルくん。


笑顔で、この答案用紙を見せられるかと思ってたのに。


もうそれは叶わないんだよね…。



今までで1番良い点数を取って嬉しいはずなのに、心は沈んだままだった。






2学期最後の終業式はどこか浮ついていて、校長先生の話なんか全然耳に入ってこない。



そしてその帰り。


「桃ちゃん」


帰ろうと思い、教室を出たとき。

呼び止められた。



「尚先輩…?どうしたんですか?」


先輩がここに来るなんて珍しい。


前にも来たけどそれは私の都合が合わなくて、その仕事を先輩が引き受けてくれたの。



「その…さ。もし良かったら俺とお祭り行かない?」
< 164 / 358 >

この作品をシェア

pagetop