⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
それで助けを呼べばいい。



そう思って制服から取り出そうとしたけど…



あ、そうだった。


スマホ教室に置いてきたんだ。



〜っはぁ、ダメだ。
とことんツイてない。




はると…晴翔、助けて!


倉庫の冷たい空気が私の身体を存分に冷やして、希望さえも奪っていく。



なんで、なんでずっと気付かなかったんだろう。


すぐそこに犯人はいたのに。



たしかに小暮さんは晴翔のことが好きだって分かってた。

だけど、まさか道を踏み外すほどだったなんて想像もしてなかったからー…。



冷たい地面の上に体育座りで座って、薄れていく意識のなか、晴翔の顔を思い浮かべた。



「はる、と_」


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