総長様と契約恋愛始めました!
「間違ってない。
俺は恋に付き合ってって頼んでる」
「……………なんで、いま………私なんかに……」
少しづつ状況を理解してきた。
西園寺先輩の真面目な顔を見ればからかって言ってるわけでも、相手を間違えているわけでもないのだろう。
どうしてこのタイミングで、私に告白をしてきてるの?…………
「付き合って欲しいって言っても、ちゃんと目的がある。
今、俺の親がの婚約者を探し始めてて、それを聞きつけたこの学校のご令嬢たちから言い寄られ続けてんだ。
俺はそんなんで結婚するつもりも無いし、自由に行動出来なくなって困ってたから、お前に彼女の『フリ』をして欲しいんだ」
「彼女のフリ?……………と言うと…………具体的は何を?……………」
西園寺先輩からの本気の告白ではないんだと分かり、パニック状態だった頭が一気に落ち着いて熱が引いていく。