マリアの心臓
あとがき


こんにちは、マポンです。

「マリアの心臓」を最後までお読みいただき誠にありがとうございます。いかがでしたでしょうか。


この物語は、「まりあ」と「マリア」――ふたりのヒロインの“心”のお話です。

そんなふたりを守り、支えた、神亀の3人全員が、人間味あふれるヒーローでした。

幸せばかりではありませんでしたが、あらゆる心の行方を、そして輝きを、少しでも届けたくて描きました。


マリアが生きていたら、きっと、ずっと鈴夏に守られ続け、羽乃とは恋人関係になっていたかもしれません。

衛のことをまるで姉のように支えたり、まりあとは同じ名前のヒロイン同士、仲良くやって親友にでもなっていたかもしれません。


そんな未来が、あったとして。

ですが、この先訪れる未来は、まったくの別物で。だからこそ感じられる幸せも、ある。

しかしその幸せは、マリアがいたから生まれたものに変わりありません。


ひとつひとつの愛に、どれだけの願いや想いが関わっているのか、たくさん悩みながら決めた結末です。

読んでくださった皆様に、何か伝わるものがあったらうれしいです。


重ねてになりますが、最後の最後までこうして読んでくださってありがとうございます!

この出会いに最大級の愛と感謝を。




2022/06/09
マポン

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