Life is a flower
しかし、一人になった時に、本当は醜い感情を抱えている事実にも、気付きたくなくても思い知らされる。

私は、自分を無力で情けない人間だとずっと思ってきたけれど、せめて厭な人間にはなりたくないと思っていたのに。

母のように、二度と会えない人のことをずっと愛し続ける強さは持てそうもない。

私も、この気持ちをすぐに消すことなんてとてもできそうにないが、それは純粋な愛情ではなく、きっとただの執着だろう。

こんな私はもう嫌だ…。

次の日曜、休みをもらおう。

私は、自己嫌悪に陥った時に必ず行くところがある。

そこへ行けば、少しは楽になれる気がした。
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