推しと好きはちがう!?

もう花火なんてどうでも良かった


ただ真っ直ぐ、白河先輩を見た


白河先輩も同じように私を見ていた



紗良「多分私先輩が思ってる程

いい子じゃないしめちゃくちゃ子供だし

愛結と茉希みたいに可愛いわけでも

ないし…」



透「言っとくけど

どんだけ保険かけても嫌な事言っても

俺もう紗良ちゃんのこと好きだからね!」



言葉を遮るように白河先輩は

私の声にかぶせて言ってきた



透「全部含めて好きになったんだ

だから、付き合ってください」



紗良「ぜひ!!」



嬉しさのあまり抱き着く



透「紗良ちゃん!

ここ!人前!人混みの中だから!」



そんなのどうでもよかった


ヒューんドンッドンッドンッ


最後の大きな花火があがった





< 145 / 194 >

この作品をシェア

pagetop