推しと好きはちがう!?
伊織「あはははは笑

ごめんね、笑いが止まんない笑

大丈夫だよ、愛結には言わないでおく」


俺の表情で心を読み取ったのか

そう言ってくれたのでちょっと安心した


陽翔『あの、勘違いしてて

すみません!!!』


伊織「そんなの気にしなくていいから笑

俺はそれより君がそこまで真剣に

愛結の事思ってくれてるって知れて

嬉しかったよ」


もう伊織先生の顔は

優しい穏やかな笑顔に戻っていた



伊織「愛結って可愛いじゃん?」


陽翔『はい!とっても!!!』


食いぎみで返事をすると

また笑われた


伊織「くくくっ笑

だから小さい頃からこの子は

俺が守らなきゃって思っててさ」


陽翔『ホントに愛結ちゃんの事

大切に思ってるんですね』


伊織「でも、その役目も

もう終わりかな!!!笑

君、名前なんて言うの?」


陽翔『えっ?あ、えっと櫻木です』


伊織「それは知ってる笑下の名前は?」


陽翔『陽翔です、櫻木陽翔』


伊織「陽翔か、気に入った!!

愛結を任せたよ、陽翔

これからはお兄さんとでも呼んでよ笑」



そう言って頭をくしゃくしゃにして

伊織先生は屋上を出た


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