きみの笑顔は、季節外れの太陽のようで
「……私でいいの?」

「当たり前やん」

もう一度宮本くんの腕の中へ引き寄せられる。

「俺、高橋の笑顔を初めて見た日から、高橋にしか興味が無かったよ。伝えるのが遅くなってごめん。これからは俺が高橋のことずっと笑顔にさせるから、俺と付き合って?」

「……うん」

恥ずかしくて、嬉しくて、幸せで、信じられなくて、色々な気持ちが涙となって溢れ出そうになる。

誤魔化すように私は彼の腰に手を伸ばし、抱き着く。

宮本くんは応えるように、ギュッと強く抱きしめてくれた。

「ほんま? 彼女になってくれる?」

「うん。宮本くんの彼女になりたい」

「やった!!!」

彼は腕を緩めると、私の顔を覗き込む。


「大好き。もう絶対離さんからな!」


きみは、季節外れの太陽のように、眩しく笑った。
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