You and I ~あるバカップルの平和な日常~
他愛ない話をしながら、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

両親に「今日は愛子の家でご馳走になるから」とメールを打っておいたので、仕事を終えた母が松岡家へやって来て、挨拶していた。

残念だが、帰る時間になったということ。

「ゆうちゃん、また明日ね」

愛子が少し名残惜しそうに言う。

「ああ。また明日な」

また明日会えるのに、もっと一緒に居たいと思うなんて…。

僕は一体、どれだけ愛子に惚れ込んでしまったのだろう。
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