好きです。
ついに待ちに待った4限目。2の4で顔合わせ。

2の4の前に来ると
「1の3の子たち来たよ!」

元気な声が聞こえた。
なんかあんまり怖くなさそう。…良かった~。

教室に入ると…
「ぇ、」
思わず声が出た。

私が一目惚れした、その人がいたんだ。

1番後ろの、ドア側の席。

寝てるのかな…?

目を閉じて突っ伏してる。

かわいい…なんて思う自分が恥ずかしいけど。

何故か目を離せなかった。

その時、
「お、来たか」

ひっくーい声が聞こえてそっちを向いた。
先生みたい。

「じゃあ、じこしょ…
 翔ー!おきろ~!」

先生も、先輩たちも、
私の好きな人を見て笑ってる。
か、ける、先輩。
っていうんだ。

名前、知れた。
嬉しくて、泣きそう。

「全然起きねーなあ。
 新崎ー起こしたって!」

「えぇーもうー」

「おーい!翔、起きろ、起きろっ:(」

て言いながら先輩をめっちゃ強く叩く新崎先輩。

二人は美男美女でちょっと羨ましかった。

…彼女、なのかな?

泣きそう。でも頑張って涙を引っ込める。

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