ずっと..ずっと..逢いたくて







ずっと過ごす中で、お互いが大人っぽくなってしまっていた。


昔から楓は綺麗派で、目立つ存在だった。

逆に、私はと言えば無口だった..。

いつからか..お互いの裸の付き合いすらなかった。


太っていて..地黒の私とは違い、
楓は色白で、華奢な身体をしてる。


同性の私から見ても、楓はすべてを兼ね揃えていて憧れの存在。


お風呂でも、大人になったふたりは..
お互いの背中を流した。


“ぽっちゃりだから、楓が羨ましいよ”
“そんなゆあは可愛いよ”
って、お風呂場で語っていたっけ..。
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