本気の恋を、教えてやるよ。
ウンウン悩み、ちらりと横を見る。
すると、顔色の良くない梓ちゃんの様子が目に入り、こんな事で悩んでる場合じゃないと、私は意を決して顔を上げた。
瞬間、ばっちり絡み合う目と目。
「……っ」
なんだか、すごく久しぶりに駒澤くんの目を見た気がする。それから……やっぱり、恥ずかしい。
みるみる体温が昇るのを気付かれてしまわないように、私はすぐに目を逸らす形で梓ちゃんに視線を落とした。
「そ、そうなの。ちょっと酔っちゃったみたいで……外の空気吸えば、少しは良くなると思うんだけど」
「そっか。……あんまり無理するなって、妻夫木に言っといて。今日は休んでたっていいし」
「う、うん。ありがとう……」
どうしよう、どうしよう……。
意識しすぎて、自分でもびっくりするくらい目が合わせられない……!
どこか気まずい空気が流れる中、流れかけた沈黙を破ったのは駒澤くんだった。