本気の恋を、教えてやるよ。
頭の使いすぎで火照った頬に、ひんやりと冷たいデスクが気持ちいい。
「つっかれた〜……」
「だな……」
深いため息を吐き出した私に、疲労を色濃く写した表情で頷く慶太。
慣れない仕事ってこんなに大変なんだなあ、と思いながら、ふと委員会初日を思い出す。
初めての委員会の時は、慶太とは一言も離さず、目も、合わなくて。
だけど今は自然と視線がぶつかり、他愛ない話もするし、私へ柔らかい表情も見せてくれる。
……でもそれも、イベントの日が最後なのかな。
「……係、今までありがとう。私一人じゃ、絶対纏まらなかったから」
緩やかに落ちていた沈黙を破るように、口を開く。
「あと、またこうやって話してくれてありがとう」
無理させちゃってたならごめん。そう苦笑いする私を、慶太はじっと見つめていて。
何か言ってよ、と思いながらも、ここでまた沈黙に包まれるのは耐えられず、私の口は止まらない。