角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。

離婚……。私ってば、プライベートに首を突っ込むなんて。


「ご、ごめん、なさいっ」


慌てて、深く頭を下げる。


「なんで瑠衣が謝るの」

「そ、それは……」


余計なことまで立ち入ってしまったから。

きっと触れられたくなかったことかもしれないのに……。


「そんなことより俺、さっきのあれの方がすげー気になってるんだけど。なんで俺に彼女がいることになってんの」


突如、ムスッとした声に切り替わる。


ど、どうしようっ。先輩怒ってる……。


「あ、あのっ、それは、先輩に彼女がいるって噂で……」

「噂?」


先輩、噂のこと知らないのかな……。


「は、はい。それで私も一度中庭で、先輩が女の子と一緒にいるところを見たこともあったので……」


あのときは、すごく傷ついたのを覚えている。


「あー、中庭って……それ多分、菜々じゃねーかな。瑠衣以外の女と一緒にいたとすれば菜々しか思いあたんねーし」

「えっ……」

「菜々のことを見たやつが勝手に勘違いしたんじゃね」
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