角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。

先輩、どうしちゃったんだろう。なんかすごく静かだったというか……やっぱりこれ、おかしかったかな……。

でも、ワンピースみたいだから大丈夫かなって思ったんだけど。


う〜、ダメだ。瞼が重たい……。

お風呂入ってぽかぽかしちゃったから、なんだか眠たくなってきちゃったなぁ〜……

でも、先輩よりも先に寝ちゃうなんてダメダメっ。


そう思っているのに瞼が重たくて、ゆっくりと閉じてゆく──…


「──…い、起きて。るーい」


遠くの方で、声がする。

この声は、


「ん〜……せんぱ、い……?」


重たい瞼を持ち上げると、ぼんやりした視界の中にピントが合う。


「瑠衣、こんなとこで寝てたら風邪引く」

「……先輩がどうして私の家に……」

「なに言ってんの。ここ俺の家だよ」


先輩の家……そういえば、私のお家にこんなソファないや。ということは、ここは先輩のお家?!


「ご、ごめんなさいっ……! 寝ぼけちゃってました……それに、先輩のおうちなのに、勝手に寝てしまって……」


いつもなら寝起きは、ぼーっとしていることが多いのに今日はあまりの驚きに目がシャキッとなるのが早かった。
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