日直当番【完結】
と、いうことで、私たち4人で勉強することになった。私の部屋では手狭になったので、リビングにお引越しだ。リビングのテーブルは、4人の勉強道具を広げても余裕があるくらいの広さだ。

必然的というのか、私と進藤くんが隣り合い、由理と皆川が隣り合って座った。進藤くんとは昨日のこともあって、めちゃ気まずい…。気まずいと思っているのは私だけだろうか?

「なあ、これどういうこと?」

「ヒトの染色体数は何本か覚えてる?」

「20本、くらい?」

「46本だよ。だからね、染色体1本あたりの平均の長さは…」

 4人での勉強会が始まって間もなく、皆川は由理に教えてもらいながら生物の問題を解いていた。私は英語の穴埋めの文法問題を解いていたら、横から進藤くんが横から口出ししてきた。

「全部間違えていますよ」

「え」

「ここはisじゃなくて、動名詞にしないといけません」

「どう、めい、し?」

「中学校で習った文法ですよ」

「馬鹿で悪かったね」

「いいえ。教え甲斐があります」

 私は、進藤くんに詳しく解説してもらいながら問題を解き直した。

 勉強に集中していたら、進藤くんとの気まずさを感じていたのもいつの間にか忘れてしまっていた。結局私たちは、時々お菓子をつまみながらかなりの時間勉強することができた。頭がいい由理でも分からないところは、進藤くんが教えてくれる。進藤くんがいてくれたおかげで勉強する雰囲気ができてはかどったのは事実である。

時計を見ると、いつの間にか時間は6時を過ぎていた。

< 101 / 120 >

この作品をシェア

pagetop