理想の恋愛    〜高校生編〜

友達の恋

 帰りにみなみにカミングアウトされた。
「私、吉川好きだわ。」
「吉川くん?どういう?」
「どうって。男として。
 岡田くんはイケメンだし優しいけど、吉川は男らしいというか威勢がよくていいなぁって。」
「そうなんだ。」
「誰にも言わないでよ。」
「言わないよ。約束。」
 私には、まだ、みなみの気持ちがわからなかった。

「じゃあ、また、明後日ね。」
「バイバイ。」
 みなみとバイバイしたあと、自主練をしに行った。 少しやったところで、岡田くんが来た。
「お疲れ。準々決勝で負けた。やっぱ、まだまだだわ。」
「そうだね。
 岡田くん、私の練習に付き合ってくれるのは嬉しいけど、自分のやりたいことあるんじゃないの?」
「うーん、あるけど、この基礎体力強化は大事だから、一緒にやる意味はあるよ。」
「なら、いいけど、邪魔になったら言って。」
「邪魔になんてならないよ。むしろ、一緒に居れるし、楽しいし、励みになる。」
「それなら、いいけど。」
 このときの岡田くんの言葉の意味を私は全く理解していなかった。
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