理想の恋愛    〜高校生編〜
 学校が始まった。
 朝早めに出て、学校のグランドで練習した。
 吉川くんが声をかけてきた。
「おはよう。3人で何やってるの?」
「あっ、おはよう。筋力強化。」
「水臭いなぁ。俺も入れてよ。」
「朝と部活のやるから来いよ。」
「了解。じゃあ、また、部活で。」
「おぅ。」

 この日の部活終了後から、吉川くんも自主練に参加した。
 そして、練習は追加された。
「動体視力もいると思う。だから、それもやろう。」
 ネットを利用して、目がついていけるように練習を始めた。
 冬になった。
 また、試合があった。
 2年の先輩たちが中心で試合に出た。

 岡田くんと吉川くんは、ダブルスで出ることになった。

 会場に応援に行った。
「あの人、イケメンじゃない?」
 岡田くんは、目立つ程のイケメンなようだ。他校の生徒の何人ものひとが岡田くんたちの試合をみていた。

「岡田くん、やっぱりイケメンなんだね。
 女の子たちが騒いでる。」
 みなみが言った。
 少し胸がざわついたが、すぐに治まった。

『今の何?病気?』
 わからなかった。
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