理想の恋愛 〜高校生編〜

2年生

　春休みが終わり2年生になった。
　2年生は、選択科目によってクラス分けされた。文系1は3クラスあり、みなみと吉川くんと同じクラスになった。岡田くんは残念ながら、隣のクラスだった。
　
　もえとひなは文系2を選択し別のクラスになった。

「なんだよ。俺だけ違うクラスとかマジないわぁ。」
　3人で笑った。

　バドミントンの自主練と部活は、相変わらず一生懸命やった。
　時々、吉川くんとみなみは、デートしてるようだった。
「たく、あいつらラブラブを見せつけてやがって。」
「あはは。まぁまぁ。」
「まぁまぁ、って。
　あーもういい。走ってくる。」
　イラついてる岡田くんを見守った。
　自分のせいだとも気づかずに。