理想の恋愛    〜高校生編〜
 高校2年生の夏、私はいつものように満員電車に乗って、登校をしていた。
 電車では、吊り革に捕まって、立っていた。
 しかし、ある異変に気づいた。
 お尻がモゾモゾしていた。
 制服の下の下着の上から、何かが動いていた。
 恐る恐る見ると、誰かの手だった。

『あっ、痴漢。気持ち悪い。』
 でも、叫んだり、振り払ったり出来なかった。
 我慢するしかなかった。

『早く降りたい。』
 泣きそうになった。
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