理想の恋愛    〜高校生編〜

言いがかり

 それから、しばらくして、予想していたことが起こった。

 女の先輩方からの呼び出しだった。
「あんたに話あるから来て。」
「はい。」
 裏庭に連れて行かれた。

「あんたさぁ、足治ってるんでしょ?」
「はい。治ってます。」
「じゃあ、流星から離れてくれない?」
「いやです。」
「は?なんで。」
「先輩が好きだからです。」
「あんた、ブスなんだから、似合わないって。」
「そうですね。先輩たちよりはブスだと思います。だっら、別に私が高橋先輩が好きでもよくないですか?先輩たちの方がキレイなんだから、高橋先輩も選んでくれると思いますよ。」
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