ゆるふわな君の好きなひと
◇◇◇
放課後。約束通り、青葉がおれの家に来た。
青葉の家は学校から徒歩圏内だけど、うちに来るためにわざわざ二十分電車に乗せた。
初めておれの部屋に来た青葉はちょっとそわそわしてたけど。
おれにテスト範囲を教えるつもりで来てるから、部屋の中央のローテーブルの前に正座すると、真面目に教科書とノートを開いた。
そんなにすぐに勉強始めなくてもいいかなと思ってたから、つまらない。
「はぁ、疲れたー」
青葉に付き合って三十分ほどは真面目に勉強したけど、途中で飽きてきて、床に仰向けで寝っ転がる。
「え? まだ、数学しかやってないよ」
真上からおれの顔を覗き込んでくる青葉は可愛いけど、発言が真面目過ぎる。
まぁ、好きだけど。