ゆるふわな君の好きなひと


「学校だったら、こんなふうにくっつけないし。ちょっと休憩するだけだからいいじゃん」

「学校でも、わりとくっついてくるじゃん……」

 華奢な身体を抱きしめたら、青葉から反論が返ってくる。

 だけど、おれの胸に顔をくっつけた青葉のくぐもった声は、別に嫌がってるふうでもない。


「青葉、大好き」

 少しだけ抱きしめる力を緩めて顔を覗き込んだら、青葉がおれを見上げて小さく頷いた。


「わ、たしも……」

「大好き?」

 にこっと笑いながら、甘えるように訊ねたら、顔を赤くした青葉がコクコクと上下に首を振る。
 
 ふっと笑って、唇を寄せると、青葉が目の前でぎゅっと目を閉じた。

 自分の部屋にいるという余裕感からか、軽く唇を軽く合わせただけでは物足りなくて。

 普段よりも深く長めに青葉の唇を奪ったら、涙目で見上げてきた彼女が息切れしそうになっていた。

 その表情が、妙に色っぽくおれを煽ってくる。

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