無理、俺にして

二人で屋上の扉を開けて
一緒に寝転がる。

あのときみたいに、ちゃんと腕枕をしてくれて。


「……そういえば」

「ん?」


ぎゅっと私を抱きしめていた折原くんは、少し体を離して覗き混んでくる。


「結局、俺のTシャツの匂い、嗅いだ?」

「っ!?」

「あっは、ガチじゃん」


へーんたい

そう言ってまたキスされる。


「~……!?」


付き合ってからというもの、折原くんが甘々全開で。
これからこの人といろんな経験をしていくんだと思っていたばかりなのに、やっぱり身が持たないかもとか、そんなふうに思っちゃう。


「これくらいで赤くなってるようじゃ、ノートに書いてあったことはほとんどできなさそだね」

「う、まさに同じことを思っていました……」

「でもま、ゆっくりいこ。ちゃんと、大事にしたいから」

「……うん」
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