無理、俺にして
ちょっと図星なのがムカつくし、そうしていいんだったらそうしてると思っちゃった私バカ!!
あと、どさくさに紛れてたけど、今、今……っ!
「お、りはらく……」
「んー?」
「いま、わたしの名前……」
「ゆめ?」
「……っ!!」
胸がぎゅうっと締め付けられる。
名前で呼ばれた。男の子に、普通な感じで名前で呼ばれた……!!
「も、もういっかい……」
「んー?」
「もう一回、呼んで欲しいな……なんちゃ「変態はもう寝ろ」
ひどい、もう一回くらいサービスしてくれたっていいのに。
でもこれじゃあ私、どんどん変態に向かってまっしぐらだ。
だって折原くんにはもう、して欲しいことこうやって口に出して言えてしまう。
たぶん顔を見ないでいられるからっていうのもあるのかもしれないけど。
「じゃ、また明日」
「うん、また明日……」
折原くんだから、嬉しい。
また明日って言葉が嬉しい。
いつもベッドに入ったらすぐに寝てしまうのに、今日は眠るまで時間がかかってしまった。
なにかの魔法にかかったみたいに体があたたかくてふわふわした感じがしばらく続いて、今日のことを色々考えてたら、いつの間にか眠りについていた。