慶ちゃんが抱いてくれない!




2階の桃菜の部屋のドアが少し開いていて、桃菜のベッドの所で二人が小さな声で話しているのが聞こえた。




……このまま桃菜と寝るよな。





母娘の時間を邪魔していいものか…このまま、明日を迎えるのはな……最後に少しだけでもいいから一緒にいたい。




俺も一緒に寝ていいのだろうか…?







桃菜の部屋の前でウロウロしていた。






「あれ…?慶ちゃん何してるの?」




桃菜の部屋の前でしばらくウロウロしていると、真穂が部屋から出てきた。




「あっ!いや…その……桃菜は?」

「今寝たところだよ」

「そうか……桃菜連れて行って久しぶりに三人で」

「ううん……明日一緒に寝てたママが起きなかったら桃ちゃんびっくりしちゃうから……ね」


真穂はそう言って苦笑した。


「あ……そう……だよな……」

「寝室行こ……?」


俺は真穂の手を握って引いて寝室へ向かった。


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