唯くん、大丈夫?
美琴はフゥ…と息をついて緊張を解き、私を横目で見る。


「…何してんの、優花。奥の手を使っちゃったよ、もー。」

そう言ってため息をつきながら片眉を上げた。


「わーん助かったぁ!ありがとう美琴!好き!」


私はヒーローみたいにかっこいい美琴にガバッと抱きついた。


すると、勢いよく腕を引っ張られて美琴から引きはがされる。


「おっ!?」



見ると紫藤ユリアが顔を真っ赤にしてぷるぷる震えている。















「紫藤ユリアが、顔を真っ赤にしてぷるぷる震えている…!?」


衝撃過ぎて実況してしまった。


紫藤ユリアは我慢の限界をむかえたように私を睨んだ。





「みこ様に触らないで!!」











「「ミコサマ??」」


美琴と声をハモらせると、紫藤ユリアが美琴を見て「ハン…ッ!」と過去一エロい声を出して崩れ落ちた。








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