唯くん、大丈夫?
「…はぁ…」
ようやく楽になった私はトイレから出て顔を洗い、ため息をついた。
何やってるんだろう、私。
そのまま床に座ってベッドにもたれかかった。
気持ち悪いのからは解放されたけど、まだ酔いは完全には醒めてなくて、なんだかフワフワしてる。
久しぶりに会ったっていうのに、たくさん迷惑かけてしまった。
唯くん、呆れただろうなぁ…
…さっきまでそこに、唯くんがいたんだ。
そう思うだけで胸が高鳴ってしまう。
「…しんど…。」
ガチャッ。
ん?
玄関のドアが開いた。