唯くん、大丈夫?
「ままま、落ち着いて。大好きな優花を俺に取られてムカつく気持ちはわかるけど。」


みね君がそう言ってモモちゃんに生ビールを差し出す。


「はぁ!?」


「あれ?違った?やーん、じゃあなんで怒ってるのー?」

みね君がぶりっこしながら言う。


「…っ、羽根村!私は反対だからね!こんなヘラヘラしたやつ!!」


「あ。ほら、やっぱ図星だ。優花が取られて寂しいんだー」


「違うってば!あーもー嫌い!超嫌い!!」


「おい!長嶺!いくらお前でも俺の桃菜と口喧嘩なんて許さねぇ!」


モモちゃんの彼氏、伊勢君が血相を変えて割り込んできた。


「てめーは黙ってろ!」


そしてまさかのモモちゃんからのお叱り。


「こめんなさい!」


伊勢君がみね君の後ろで正座した。


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