真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
その時。

「ドーンッ💥」

部屋の入り口が爆発した。

「バシュ!」

「グッ❗️将ぐ・・・」

将軍の名を呼ぶ間もなく、打たれたミゲルが倒れる。

「ヴェロニカ、大丈夫⁉️」

「お嬢様、待たせたな」

「ラブ❗️、T2❗️」

傷だらけでボロボロの二人が立っていた。

「ラルフ、なかなか楽しめたぜ。残念だが、ここまでだ。観念しな❗️」

「ハッ!それで勝ったつもりかね?もう手遅れだよ」

「・・・ギュイーン❗️」

要塞全体から異様な音が流れ始める。

「この星の都市全てを攻撃する様、プログラムされている。たった今、地球とこの要塞のパワーを直結させたところだ」

「何っ⁉️」

「こいつ、今すぐ撃ち殺してやる❗️」

「待ってT2❗️」

ヴェロニカが止める。

「悪ィ、ヴェロニカ。お前のオヤジさんだろうが、こいつだけは許せねぇ❗️」

「違うのT2。地球と直結したということは、この要塞そのものが、この星なの。ここを破壊すれば、兵器は止められるけど、この星も破壊してしまうことに・・・」

「なんだって⁉️」

「その通り。さすが我が娘。そして、このシステムを解除できるのは、私だけなんだよ」

「ラ・ル・フ!キサマ🔥❗️」

とてつもない怒りが、ラブからほと走る。

(ラブ様⁉️)

ラブの頭脳にアイが告げる。

(メイからの通信です)

『メイ⁉️』

一瞬、ラルフから目が離れた。
そのスキにラルフは、自分のこめかみに銃口を当てた。

「ヴェロニカ・・・私は先に逝くよ。お前のことは、誰よりも愛している。さらばだ」

「やめろー❗️❗️」

「パパ⁉️」

「ダンッ…」

銃音が虚しく響き、ラルフの体が、装置の上に崩れ落ちた。

まるで、その装置を抱きしめるかの様に。


「クッソー❗️」

ラブが叫ぶ。

「えぇ~?いきなり、クソーはないでしょ、ラブ⁉️」

感動の再会のはずが、その叫びでメイの予定が狂った。
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