総長、私のリボンほどいて。🎀
「くっそおおおお!!」
速水くん達は4人に連れられて行く。
両足の力が抜け、ぺたん、と床に崩れ落ちる。
「…星野!」
月沢くんはしゃがみ、
しゅるっ。
背中で縛られた両手のリボンをほどいてくれた。
月沢くんは私の頭をぽんっと叩く。
「…もう大丈夫だ」
「…悪いな、巻き込んで」
巻き込む?
「…………」
私は黙る。
「…星野?」
ねぇ、月沢くん。
ウィッグから汗が垂れ、
私の顔が今にも泣き出しそうな顔に変わる。
月沢くんは本当に、
暴走族有栖の総長なの?