総長、私のリボンほどいて。🎀


 7月14日の朝。目を覚ますと氷雅(ひょうが)お兄ちゃんに抱き締められながらベットで寝ていた。

 え、もう朝?

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃん!?
 なんで一緒に寝て……。

 あ…そっか、私、途中で意識飛んで眠っちゃったんだ……。

 眠っちゃう前は一緒に寝てなかったはずなんだけど、どうしてこんなことに……。

 あんな夢見たせいか、氷雅(ひょうが)お兄ちゃんいなくなっちゃったんじゃないかって一瞬焦ったけど、一緒にいてくれて良かった……。

「んんっ…(せみ)うるせぇ」

「…!」

 やばい、起きる!?

 気まずい。
 寝たふりしよう。

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの(まぶた)がゆっくりと持ち上がった。

「……もう朝か」
「…ありす、まだ寝てんのか」

 どうしよう、氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの声聞いただけで涙が……。

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんは親指で涙を拭き取る。

「泣いてんじゃねぇよ」
「もう何もしねぇから心配すんな」

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃん……。
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