総長、私のリボンほどいて。🎀

「…おい、待てよ!」
 怜王(れお)が腕を掴むと、父親はふらつく。

「…は? おい…」

「すまない」
 父親は怜王(れお)の手をほどく。

「…らしくねぇ。何謝ってんだよ?」
「…俺を呼び出した本当の理由言えよ」

「……長くないんだ」

 怜王(れお)は両目を見開く。

「医者にもって、あと一年だと診断を受けた」
「…迷った。お前に伝えるべきか」
「この先どう生きて行くべきか」
「そしたらお前の顔が浮かんできてな」

 父親は一筋の涙を零す。
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