総長、私のリボンほどいて。🎀
*
「ありす、おい、起きろ」
深夜前。氷雅お兄ちゃんが部屋にアイスコーヒーを持ってきてくれた。
マンションは15階建てで私達は5階の部屋に住んでいて、私の部屋はシンプルでエアコンに学習机とベットだけある。
氷雅お兄ちゃんは、さらっとした金髪に整った顔。片耳にはピアスをつけ、グレーの長袖のTシャツに長い紺色のアンクルパンツ。
話し方はいつもぶっきら棒。
「あ、氷雅お兄ちゃん…」
「寝てんじゃねぇよ。これ飲んで頭冷やせ」
「うん、ありがとう…」
「でもまぁ」
「寝られるってことは第一志望の一流大学、余裕で合格出来そうだな」
氷雅お兄ちゃんはそう言って私の頭を優しく撫でる。
「寝てんの邪魔して悪かったな」
「…ありす、頑張れよ」
氷雅お兄ちゃんは部屋から出て行く。
ぱたん、と閉まる部屋の扉。
氷雅お兄ちゃんに撫でられた頭、ズキズキする。
「ありす、おい、起きろ」
深夜前。氷雅お兄ちゃんが部屋にアイスコーヒーを持ってきてくれた。
マンションは15階建てで私達は5階の部屋に住んでいて、私の部屋はシンプルでエアコンに学習机とベットだけある。
氷雅お兄ちゃんは、さらっとした金髪に整った顔。片耳にはピアスをつけ、グレーの長袖のTシャツに長い紺色のアンクルパンツ。
話し方はいつもぶっきら棒。
「あ、氷雅お兄ちゃん…」
「寝てんじゃねぇよ。これ飲んで頭冷やせ」
「うん、ありがとう…」
「でもまぁ」
「寝られるってことは第一志望の一流大学、余裕で合格出来そうだな」
氷雅お兄ちゃんはそう言って私の頭を優しく撫でる。
「寝てんの邪魔して悪かったな」
「…ありす、頑張れよ」
氷雅お兄ちゃんは部屋から出て行く。
ぱたん、と閉まる部屋の扉。
氷雅お兄ちゃんに撫でられた頭、ズキズキする。