総長、私のリボンほどいて。🎀

 …あれ?
 そういえば氷雅(ひょうが)お兄ちゃん、着替えたらすぐ晩御飯作るって言ってたよね?
 まだ着替えてるのかな?
 それにしては遅いような…。

 私はコップをテーブルに置いて、氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの部屋の前まで行く。

「あの、氷雅(ひょうが)お兄ちゃん」

「…………」

 何も返って来ない。
 やっぱり何か変だ。

氷雅(ひょうが)お兄ちゃん、開けるよ?」

 ガチャッ。
 私は部屋の扉を開けた。
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