一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを



ただし、1人は違う。



「今日もアイツに会うのか?」



お兄ちゃんはまだ疑いがあるみたいで……



「そう、琥珀くんと会うの」


「何か嫌なことあったらすぐ言えよ?俺が懲らしめてやるから」


「そんな怖いこと言わないで!琥珀くんは優しいもん」



琥珀くんは優しい。


私の気持ちが整うのを待っていてくれるくらい。


健兄は琥珀くんのことを信用しなさすぎだ。


そこら中のお父さんよりも厳しい気がする。


私のことを思ってのことだから憎めないのだけれど。


そろそろ認めてくれてもいいのに、とは思う。


ソワソワしていると、あっという間に待ち合わせの時間が近づいてきた。



「お母さん、健兄、行ってきます」


「行ってらっしゃい」


「気をつけろよ」



ご機嫌なお母さんとちょっと不満そうな健兄に見送られて家を出た。





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