一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを



「琥珀くん、キスしたい」



それは自然に出た言葉だった。


びっくりした。


質問する時はあんなに緊張して、なかなか言葉にできなかったのに。


それ以上に驚いていたのは、琥珀くんだった。



「おま……今、なんて言った?」



目がまん丸になっていて、放心状態の琥珀くん。


その反応を見て、ハッとする。


今、私どれだけ恥ずかしいことを口にしたのか。



「えっと、その……」


「……いいんだな?」



琥珀くんは、真っ直ぐに私を見ていた。


吸い込まれてしまいそうな琥珀くんの瞳。


そこから視線をずらせない。


私はゆっくりと縦に頷いた。



「もう、我慢できねーの」



そんな捨て台詞を吐いたあと、琥珀くんが近づいてきた。


頭の後ろに回された手が、優しく私に触れる。


私はギュッと目をつぶった。


時間の流れがとてもゆっくりに感じた。


そして、そっと唇が触れた。


とても柔らかくて、温かかった。


あんなに怖いと思ってたのに、不思議と感じない。


感じるのは───幸せ。




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