先輩なんか大嫌い

「これよりクラス発表と担任発表をします！！」
紗良と同じクラスになりたいなぁ…
先生がプリントをみんなに配ってる…見るのなんか嫌だな。紗良と一緒じゃなかったと考えると怖い。ついにかなでにもプリントが回ってきてしまった。
ァァァァァァァァァァ
見たくない🥺🥺🥺🥺
チラッ…安藤かなで安藤…
あった！！！1年3組だ！
かなではその下をずっと見てると…
紗良…渡辺…渡辺紗良…。
え、えぇぇぇ。おぉ！笑
紗良と一緒のクラスになれた！！！
嬉しすぎる🤦‍♀️🤦‍♀️
「みなさん、自分のクラスはわかりましたか？それでは担任を発表します。1年1組安田美咲先生。1年2組名栗千咲斗先生。1年3組浦和凪咲先生。1年4組荻窪恋子先生です！」
「ではみなさん、これからよろしくお願いします。」
「はい！」
「今日はこれで解散です。皆さん気をつけて帰ってくださいね。さようならー！」
よっしゃぁやっと終わった。かなでは、正直いうと途中から眠たくなってうとうとしていたのだ。
「かなでー！一緒のクラスになれたね！嬉しい(*^^*)」
「私もだよ！嬉しすぎるwww」
かなでは嬉しすぎて顔が真っ赤なのである。
「かなで、今日さ一緒に帰らない？」
「私も一緒に帰りたい！、親に紗良のこと紹介したいし」
「ちなみにさ、かなでは最寄り駅どこなの？」
「私は錦駅！」
「え、マジで！？私は三駅後の桃駅だよ！」
自己紹介の紙に書いてあった、かなでと出身小学校が近い子って紗良だったんだとかなでは思った。
「え、てかうちが友達になりたいなって思ってた人と最初に友達になれたってこと？最高じゃん！？やばすぎ笑」
紗良は驚いた顔をして、
「え！？そうだったの？私も奏と友達になれて嬉しい」
と言った。