モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「渚先輩!今日も来ちゃいました」

「はぁ、またかよ。もーお前の顔見るの飽きたんだけど」


ダルそうな表情だって。



「いい加減名前覚えてくださいよー?」

「あー…なんだっけ」

「り、あ!莉愛ですよ!」

「アリね。わかったわかった」

「ちがいますー!莉愛ですっ」

「どー見てもアリだろ。だってお前、小せぇもん」


ワザと名前を間違えられても。

そうやって面白おかしく笑われても。



全部が全部好きだったからどうってことなかった。



毎日階段を昇り降りしているうちに、先輩のことがだんだんと分かるようになってきた。



渚先輩は見た目から想像できないけど、実は超甘党なの!

顔からだといかにもコーヒーが好きそうな感じだけど、苦いものは苦手で、カフェオレとか甘いものが好きみたい。


思えば、いつも食べたり飲んだりするものは甘いものな気がする、、。



渚先輩の新たな一面を見れた気がして嬉しかった。
< 10 / 203 >

この作品をシェア

pagetop