モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「あ、えっと…はい」
それだけ、です。
「はぁ」という短い溜息が聞こえると、冷ややかな瞳で私を見下ろしてこう言った。
「悪いけど、お前みたいなタイプの女が1番嫌いだから」
グサッッ
遠慮の欠片もない言葉が胸に突き刺さる。
「ちょ、お前いくらなんでも言い過ぎだっつうの!」
「女の子泣いちゃうよ?」
「しらねーよ。いい迷惑だし」
普通なら、こんなこと言われて平気な子はいないと思う。
だけど……わたしは違った。
なんていうか、言われてなんぼって感じ。
別にこうなることはなんとなく察してたし、突然「一目惚れしました!」なんてこと言われても「は?」で終わるのは当たり前。
「っあの、私諦めませんから!ずーっとずっと先輩のこと追いかけます!あ、授業始まるのでまた今度っ」
先輩は呆気に取られてたけど、時間も時間だったから急いで教室を後にした。
そして、それからというもの渚先輩へ猛アタック生活が始まった。
私たち1年生の階は2階で、2年生は3階だから飽きるほど昇った階段を毎日のように駆け抜けては会いに行くのを繰り返す。
それだけ、です。
「はぁ」という短い溜息が聞こえると、冷ややかな瞳で私を見下ろしてこう言った。
「悪いけど、お前みたいなタイプの女が1番嫌いだから」
グサッッ
遠慮の欠片もない言葉が胸に突き刺さる。
「ちょ、お前いくらなんでも言い過ぎだっつうの!」
「女の子泣いちゃうよ?」
「しらねーよ。いい迷惑だし」
普通なら、こんなこと言われて平気な子はいないと思う。
だけど……わたしは違った。
なんていうか、言われてなんぼって感じ。
別にこうなることはなんとなく察してたし、突然「一目惚れしました!」なんてこと言われても「は?」で終わるのは当たり前。
「っあの、私諦めませんから!ずーっとずっと先輩のこと追いかけます!あ、授業始まるのでまた今度っ」
先輩は呆気に取られてたけど、時間も時間だったから急いで教室を後にした。
そして、それからというもの渚先輩へ猛アタック生活が始まった。
私たち1年生の階は2階で、2年生は3階だから飽きるほど昇った階段を毎日のように駆け抜けては会いに行くのを繰り返す。