モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「…先、輩」


「見捨てるほど腐ってねぇよ」


うん…分かってますよ。

先輩は本当は誰よりも優しいってこと。


ちゃんと私は気づいてますから。


そう言うところが好きなんだよなぁ…。



そんな先輩の行動にジーンと感動していると、先輩の次の台詞で一気にムードが壊れた。



「つーか、その年頃でパンダのパンツなんか履いてんのかよ」


えっっ…ウソ、見たの?


「パンダのパンツ履いてる女とか絶対嫌だわ、俺」



「い、い、いやぁぁぁー!」


私の叫び声が校舎内に響いたことは言うまでもない。




あの後はもう大惨事。


見られた羞恥心と悔しさで赤面した私は、プリントをササっと集めてもはや突進レベルで資料室までダッシュした。



〜っあーもう!
なんで今日に限ってパ、パンダなの!?
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