モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「ぷはぁっ…」


「なに。そんなに苦しかった?」


ウルウルと涙でいっぱいの私の顔をみて、なんでか嬉しそうな表情。



「苦しすぎるぅ…」


「……やば、可愛すぎ」


「え?なんかいいまし_言った?」



呼吸を整えるのに必死で聞こえなかったよ。


だけど渚は「なんも言ってねーよ」って頭をコツンっとされた。



チラッと見えた渚の耳が_ちょっとだけ赤いのに気づいた私はラッキーみたい?




「…あっ!やばい!」


「え、なに?怖いんだけど」



あちゃー……やっちゃったよぉ。

やっとのことで〝それ〟に気づいて頭を抱える。



「……指輪、返し忘れた」



チーン•••


どうやら渚との恋愛は一筋縄じゃいかないみたい……!


< 190 / 203 >

この作品をシェア

pagetop