モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
ドクン…ドクン…と心臓が嫌な音を立て始める。



「ほんっと目障り…俺のことが好きなのはいーけど、毎日毎日迷惑なんだよ」


っせん、ぱい。

なんで…なんでそんなこと言うの?


視界が徐々に霞んでいく。

涙が目にいっぱいに溜まって、今にも溢れそう。



「もう近づくな。俺はお前のこと嫌いだから」



ツー…と一筋の涙が零れて、頬を伝って_地面にシミを作る。



まるで見捨てられた気分。


しばらくその場に動けなくて、忽然状態だった。



あの後自分のクラスのテントに戻るとアズに「どこ行ってたの?…って何その顔!?」って驚かれちゃった。

よっぽど酷い顔だったんだろうね。


トイレの鏡に映る自分の顔をみて落胆した。



はぁ…あ、ハチマキ……。

交換しようなんて言ったけどもう無理かなぁ。



『キライ』なんて言われたんだもん。


初めて先輩が本気で怒ってるところを見た気がする。
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