エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい


「お風呂、ありがとうございました」

優杏が声をかけると、すぐに煌斗が立ちあがって側にやってきた。

「ちゃんと乾かしたか?」

優杏の髪が気になるようだ。

「はい。ドライヤーお借りしました」
「足りないものはない?」
「ひと通り持ってきましたから、大丈夫です」

そもそも優杏は、洋服やアクセサリーに興味はないから持ち物は少ない。
今夜も着替えと最低限の化粧品を持ってきただけだ。

「なにか飲む? 温まるからブランデーがいいか」
「いただきます」

< 85 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop